代表からのメッセージ

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2011-12-16  いざ生きめやも

『「風立ちぬ、いざ生きめやも」だ。』
 私が胃癌で胃の全摘手術をし、退院したとき、東京に住む娘から『パパ大丈夫?』との電話に応えたものです。
 その2年前に家内を癌でなくしたとき、「これからどう生きていこうか。」と途方にくれていたのだが、M-EMSの審査やコンサル、あるいは小学校での講演等すでに入っていた予定やその後の依頼が相次ぎ、「私ごときでも、皆さんのお役に立つのであれば、これからは世のため、人のため生きていこうと決めました。
 大勢の方から、「奥さんを亡くした人は早死にする」とか言われていて、今度は自分が癌になったものですから、ある社長など「これで田中さんも終わりだ」と思ったそうです。彼の言によれば、「ものの見事に、精神力で乗り切った」ということになるらしいのですが、
私に言わせれば、そんな上品なものでもなくて、皆さんからの様々な依頼を受けていたので治療を理由に休むことができなかっただけのことです。
 しかし、術後意外なくらい体力が落ちていて、そのままずるずる家に寝込んでしまいそうだったので、冒頭の言葉を思い出し、気をあらためて「生きよう」と思ったことも事実です。
冒頭の文句は、堀辰雄の小説の題名ですが、もとは追記のヴァレリーの詩だそうです。
堀辰雄は当時は不治の病といわれた結核を患っており、その療養のサナトリウムで原稿を書いたそうです。
 今、日本の中小企業の経営者の皆さんは、死ぬ思いで事業に取り組まれていると思います。
 東日本大震災・円高・生産拠点の海外移転・挙句はタイの水害と今年になってから、息つく暇も無いほどさまざまな経営上の悪条件が重なり、M-EMS登録事業所の皆さんからのお便りや審査の報告を聞いていても手に取るようにその苦境を感じておりますし、苦しい思いをされていると思います。このような状況の時には、時には事業も投げ出したくなるような弱気になることもあるかと思いますが、春の無い冬もありませんし、明けない夜もありません。
 日ごろより、厳しい経営環境の中でM-EMSの活動、また一般社団法人M-EMS認証機構の御支援をいただきありがとうございます。
 皆様の励ましになればと思い、冒頭の言葉を贈ります。

 「風立ちぬ。いざ生きめやも」
Le vent seleve, il faut tenter de vivre:Paul Valery (1871―1945)

以上

2011-03-28  「資源大国みえ」.

東北関東大震災は、日本に未曾有の災害をもたらしました。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、今なお避難所で生活されている皆さんが、一刻も早く普通の生活に戻れることを祈念してやみません。また、福島原発の放射能漏れが早く収まって欲しいと願っております。
私たちに何ができるか、また、エネルギー問題も含めてこれからの日本はどう有るべきか等々、日夜考えております。
とりあえずM-EMS認証機構としては、東北にある協働認証機関さまには、つながるかぎりお電話で災害お見舞いをすると共に、ささやかですがお見舞いを送付させていただきました。
ある審査機関からお礼の電話をいただきました。私たちでできる支援は何でもさせていただくとお答えしたところ、「涙が出るほどうれしい」とのお言葉をいただきました。
 日々に報道される東北の悲惨な現状を見ていて、三重県の恵みに改めて感謝しました。そこで気がついたのは、これは大変な資源だということです。
 先ず「水」ですが、鈴鹿、大台、紀伊などの山系から、木曽川のような大河はないが、多数の河川があり、きれいな水が豊富に流れています。地球温暖化のため、今世紀後半には、水が不足し、水戦争が起きるといわれていますし、昨今中国が水の資源林を買い占めていることが話題になりました。今や「水」は貴重な資源なのです。原発の放射能や津波の塩害の影響がどの程度になるかわかりませんが、敗戦の混乱から、「もはや戦後ではない」と経済白書に書かかれるまでに、11年かかっております。お米をはじめとして、三重県の農林水産物はレアメタルに劣らない貴重な資源で、今後ますますその貴重さは高くなると思います。私たちにないのは、それらを商品化する知恵と担い手といわれる人です。
 次にエネルギーですが、日本のエネルギー自給率は20%ほどで、原子力を除けば、5%にすぎませんが、今回の事故で原子力に頼ることは、きわめて困難になったと思っております。省エネ生活を作ることはもちろんですが、地球温暖化防止の観点からも、石化燃料に頼るべきではありません(一時的にはやむを得ないかもしれないが・・・)。 個人的には、小規模発電をたくさん作って集積する方法を考えるべきだと思います。その技術開発と仕組みの開発は大きな産業興しとなると思います。例えば、既述の豊富な河川を利用した小規模発電とか、「菜の花プロジェクト」といわれるようなバイオエネルギー等ですが、三重県で可能なものはいくつかあります。
 私は日本と日本人を信じております。必ず日本は再起するし、東北も復興すると思います。
そのために私たちが三重の資源をいかして産業を興すことは、日本の再起と東北の復興に寄与するものだと思っております。
以上

2011-01-01  あけまして、おめでとうございます

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

本年の干支は、辛卯です。辛は新・あるいは古いものを切るという意味があるようです。中国では、清朝が倒れた辛亥革命というのがおきています。ただし、卯歳では有りません。卯歳は、草の茂るという意味があるようです。経済的には、昭和恐慌の様な変動や、電力会社をはじめ、上場企業が多数生まれています。
 どうやら「新芽が出るように枝を整理し、新しい事業の基盤を始める」という感じがします。
 私がM-EMSの代表になってから、2年が過ぎました。リーマンショックの直後で、大変な時期でしたが、就任すぐに全登録事業所の皆さんのお顔を拝見しようと訪問してまいりました。その時、皆様から一番いわれたことが、M-EMSの知名度を上げて欲しいということでした。おかげさまで、取得企業の皆様から、「M-EMSといえば、通用するようになった」とか、「やっとビジネスにつながってきた」とか、「M-EMSは三重県のヒット施策である」等評価をいただけるようになりました。昨年には累積登録件数も200件になりました。皆様にご心配をおかけいたしましたが、事業としてはほぼ継続していける目途が着きつつあります。
 これもひとえに登録事業者の皆さんを始めとして、県、審査員及びスタッフに皆さんのご協力の賜物です。
 今年度は、M-EMSの次の時代への基盤づくりと考えております。皆様のご支援やご指導をお願いいたします。
 個人的には、昨年末、民生委員をすることになりました。M-EMSがまだ立ち上げ途上にあること、様々な役職やボランティア参加等時間的にも不可能で、社会的にも私なりに貢献していることなどを理由に固辞したのですが、地域のかたがたのご希望に逆らえませんでした。(私は、家内を亡くして以来1人暮らしで日ごろほとんど留守にしており、ご近所には迷惑をかけている。)
 M-EMSを引き受けたときと同じですが、気持ちを切り替えて、私のごときがお役にたつのであればとお引き受けすることにしました。
また、M-EMSもいづれ次の世代の人にお願いしなければなりませんので、その後もの社会に役立てと天が用意したのだと思います。(余程前世の行いが悪かったのだ。)
そんなわけで、昨年以上に多忙になりそうなので、皆様にはなにかとご迷惑をおかけするかもしれせんが、よろしくお願いいたします。
平成23年元旦
                        一般社団法人M-EMS認証機構
代表理事 田中 正一

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