M-EMSとはみえ・環境マネジメントシステム・スタンダードの愛称です
環境マネジメントシステムとして有名なISO14001は、費用や人員の面で取り組みが困難で、環境活動に参加したくてもできない事例が数多くがあります。県内事業者の9割以上を占める中小企業をはじめ、あらゆる事業者を対象に、M-EMSは「環境改善活動に参画していただく」ことを目的に制定されました。「シンプル」で「低コスト」なM-EMSは、取り組みやすい環境マネジメントシステムとして、現在は300弱の事業者が登録しています。
また、KESをはじめ、各地域協働機関とも連携し、全国で通用する活動を進めています。
M-EMSは地域や地球環境への負荷の低減を図る活動に取り組むことによって、コスト削減等の環境経営を促進する仕組みです。全てのマネジメントシステムと同様に、P(計画)→D(実行)→C(チェック・見直し)→A(行動)のスパイラルアップの手順が構築され、マネジメントが身につきます。
M-EMSの特色
費用が少なく、わかりやすい規格であり、KES規格と同一の規格です。
1シンプルなシステム
M-EMSの規格は、ISO14001の基本コンセプトと同じトップが定める「環境方針」に基づき、管理サイクルP、D、C、Aを循環させることによって継続的な改善を図ることにあります。中小規模事業所の状況や特性に応じた環境取組ができるよう、負担の少ないステップ1とISO14001とほぼ同じ要求事項のステップ2があります。
2少ない負担で取り組めます
M-EMSの審査員はボランティアベースで運用することとしたため、低コストで審査、コンサルを実行することを可能としました。
内容や表現を取り組みやすくし、負担を減らすため「構築の手引き」や「マニュアル事例」等も用意してあります。3血のかよったシステム
「共に悩み、共に考える」をモットーに、審査やコンサルを行います。
KES認証も同時に取得できます
KES(KES・環境マネジメントシステム・スタンダード)認証のNPO法人KES機構と相互認証をしています。M-EMS認証登録することで、KES認証も同時に取得となります。産業廃棄物事業所はM-EMSステップ2Wを認証登録することで、エコアクション21と相互認証をしています。